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archive : Chaaboブログ 2018.02.09 Friday

アマゾン農園にて⑤
 

こちらでは、明日から正式にカーニバルが始まるよ。

 

テレビのニュースでは、その前哨戦とでもいうか、

有名なカーニバルが開催される都市では、観光客も集まり、夜になると騒いでいるみたい。

 

アマゾンの町ベレーンでも、明日から3日間、夜10時頃から明け方4時過ぎまで、サンボドゥロモと呼ばれる、数十組のサンバチームの仮装行列が行進する舞台で、観客を楽しませてくれる。

 

観客も、見ているだけではなく、その場で体を揺すってリズムに合わせて、サンバチームと一緒になって踊るので、そういった観客をみるのも楽しいよ。

 

(注:サンボドゥロモ:これは、公道の一部を、その両側に観覧席を設置したもので、普段は普通の道路として利用 されるが、この時期は交通を止め、サンバショーの舞台となる。ベレーン市のサンボドゥロモは、長さが1km位)

 

1チームは総勢数百人で構成され、統一された衣装に身を包んで行進する踊り子たちに、鼓笛隊、トラックを改装して

その荷台に楽器や大型スピーカーや半裸で踊り狂う若い女性たちを載せ、大音量でカーニバルの音楽を垂れ流す歌手、数台の山車等など、一チームが通過したあと、オレンジ色の制服に身を包んだ清掃部隊が最後に通過して、次のチームが行進を開始するのに、約1時間位はかかるかな。

 

あのリオのカーニバルは、この都市のカーニバルの十数倍の規模と予算を使っているのだ。

 

いつもこの時期は、アマゾンは雨季に当たるので 3日間のうち2日位は雨に見舞われるが、行進し踊ってるダンサーはもとより、観客もそんなことは気にしない様子。

 

ただ、今年はラ・ニニャの影響か、リオやサンパウロも洪水が発生する位雨が多いので、あちらは大変かも・・。

 

半裸で踊るブラジルと、寒波で頭の痛い日本やヨーロッパ、アメリカの北半球と、この格差は大きいね。

せいぜい、アマゾンの熱気を想像しながら、この冬を乗り切ってね。

 

ブラジル・アマゾンより ちゃあぼ


※ 追記 ※

せいぜい ⇒ 漢字で「精々(精精)」と書く。「がんばって」「一生懸命」「力を振り絞って」というのが本来の意味
参考先 : NHK放送文化研究所